信用取引では銘柄を１つに集中できる

信用取引でのメリットは、買いも売りもできるということがかなり重要な要素です。

ということは、信用取引を利用すれば何も何千とある株式会社の上場銘柄をいちいち選ばずに、自分が決めた銘柄を１つに集中していくというやり方も見えてきます。

その時その時に応じて、今株価が上がりそうな銘柄を選ぶのは非常に大変な作業ですよね。

そんな作業が面倒ならば、１つに集中していった方が銘柄選びという観点からいえば楽です。それでも探すのが好きというのであれば別ですが。

つまり一つの銘柄に対して、上昇しそうな時は買いを入れて、そろそろ下げそうな時は、逆にカラ売りで儲けるということです。ずっとその銘柄の株のみを取引していきます。

ですがここで注意したいのが、まず株価にある程度動きのある銘柄でないとダメです。ずっと株価が動かないで、横ばいの銘柄では、動きが読みにくいし、儲けることもちょっと難しいです。

それと倒産しそうな会社や、低位株、ボロ株、仕手株等は避けた方がいいと思います。

まずは安定している株で、しっかりと株価の上昇と下降がはっきりとわかりやすい銘柄を選ぶことが、信用取引で一本集中で株式取引をすすめる重要なポイントです。

信用取引の取引可能額

信用取引のメリットは空売りができることだけではなく、委託保証金という担保金が最低でもあれば、自己資金の３倍まで取引ができてしまうということです。 ３０万円あれば９０万円までの取引ができるという意味で、１００万円であれば３００万円ということになります。 誤解しないように言うと、じゃあ３００万円分の株を買わなければならないかというとそうではなく、３００万円の範囲であれば、別に１０万円分の取引しかしなくてもかまわないです。 ここまで聞くと、信用取引も現物取引もあまり変わらないように思うかもしれませんが、現物取引だとある程度の株価の高い銘柄を多く株数を購入してしまうと、口座の資金がわずかになってしまいます。 そうなると仮に、買いたい銘柄が出てきたときに、チャンスを逃してしまいます。 その時に信用取引を利用すれば、機敏な対応ができるわけです。 これも信用取引におけるメリットの一つだと思います。